令和6年スギ花粉飛散予測
※令和6年1月 撮影

 インフルエンザ感染症が猛威を震い新型コロナウイルス感染症が再び増えてきましたが、今年もまもなくスギ花粉の飛散が始まります。

 人前でくしゃみや鼻をかむことは避けなければならない情勢ですので、今年の初期治療の詳細を地方部会アレルギー診療委員会から情報を提供いたします。


スギ花粉総飛散数の予測

 昨年夏は記録的猛暑でしたが、あまりにも暑すぎたのか、雄花の花芽の発育が良くなく平年並みの中等量飛散と予測します。


飛散数 (個/cm2)
平成29年 少量飛散 1,976
30年 超大量飛散 10,589
令和元年 超大量飛散 9,178
2年 少量飛散 1,682
3年 中等量飛散 3,733
4年 大量飛散 6,041(五橋)
5年 超大量飛散 8,926
6年 中等級飛散


散数開始日の予測

今年は昨年と比較し、最高気温、最低気温とも高く飛散が早まると思います。


飛散開始日
平成29年 2月17日
30年 3月2日
令和元年 2月23日
2年 2月14日
3年 2月14日
4年 3月5日
5年 2月23日
6年 2月上旬〜中旬

本格的なスギ花粉のシーズンに突入すると言う意味合いの、飛散開始日は、最高気温が高いために昨年より早く2月上旬〜中旬と予測しています。



治療の注意点

昨年は予測通り超大量飛散となりました。8,926個(大学)、12,305個(五橋:鈴木耳鼻科)、10,771個(泉:加茂耳鼻科)。そのため昨年に感作し、今年初めて症状が出る患者さんが増えると予測されます。

1月中旬からスギ花粉に敏感な患者さんは発症し、各医療機関を治療目的で受診し始めます。

症状の発症時期、重症度には個人差がありますので各個人に合わせた初期治療が必要になります。

初期治療はもちろんですが、自然寛解率が低いため毎年春が来るのが憂鬱になる重症患者さんには耳鼻科医が積極的にアレルゲン免疫療法(シダキュア)に取り組むことが重要です。

今年は中等量飛散ですがこの飛散量でも症状が重症になる患者は、社会的状況に合わせ抗IgE抗体療法(ゾレア)も選択肢の一つとなります。

近年耳鼻科医がステロイド点眼剤(フルメトロン)を処方し、眼圧上昇に伴う視力・視野障害のトラブルが増えています。眼圧測定が必須ですので訴訟になりかねませんので、耳鼻科医が安易に処方しない方が無難です。眼瞼周囲に塗布するネオメドロールやプレドニン眼軟膏も同様です。

プリビナ(市販薬のナザールなど)の点鼻用局所血管収縮薬も依存性が非常に強く刺激性も強いため連用は避けるべきです。


測定したスギ花粉日算数を提供いたします。

※閲覧頂くスギ花粉の飛散情報に関しては、ご利用ブラウザの更新ボタンにて、最新の情報にてご確認をお願い致します。
掲載日 測定日 飛散数PDF
2月26日 掲載 1月4日から2月20日まで 飛散数のPDFはこちらから
2月19日 掲載 1月4日から2月16日まで 飛散数のPDFはこちらから
2月13日 掲載 1月4日から2月8日まで 飛散数のPDFはこちらから
2月5日 掲載 1月4日から1月31日まで 飛散数のPDFはこちらから
1月29日 掲載 1月4日から1月20日まで 飛散数のPDFはこちらから
1月22日 掲載 1月4日から1月7日まで 飛散数のPDFはこちらから

【医療従事者の方へ】

スギ花粉症に関する治療法などの質問コーナーをホームページに設けました。日常診療で困ったことがありましたら、是非ご利用ください。



アレルギー診療委員会
太田 伸男
中林 成一郎
鈴木 直弘


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